Jリーグ in アルウィン

2006年のJリーグの日程が決定。松本で3試合開催されます。

J1

4月8日(土)14:00 KICK OFF
ヴァンフォーレ甲府 対 アルビレックス新潟

7月22日(土)18:00 KICK OFF
FC東京 対 鹿島アントラーズ

J2

6月24日(土) 14:00 KICK OFF
ザスパ草津 対 サガン鳥栖

J2時代に行われた川中島の決戦がJ1の舞台で再び。
J公式戦初のナイター開催。
そして松商学園出身、高橋の凱旋試合と話題につきない3試合です。

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残留に前進!

いやー、よかった。

清水の降格の可能性が消えず、安心できない日々だった。
交流会なるものから帰宅後、PCをつけて速報を見ると0-1。

やばい、順位変わっちゃうよ。
あまり気分がよくないまま、シャワーを浴びて出かける準備。
で、マイルチャンピオンシップも見終わって、
そろそろ出かけようとしたときメールニュース。Jリーグ速報。

あれ、勝ってる!? 逆転したぞ!!
PCで再確認。PKとチェテウクらしい。

ちょうど一つ下の順位の柏との直接対決だったので、とても大きい。
勝ち点差4。2試合ないとひっくり返らない。残り3試合。
だいぶ見えてきた。

どうせなので、甲府上がって来い。

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川中島決戦

前半30分。甲府から1000円で参加できる試合に、片道500円を取る地元民に不親切なシャトルバスを降りる。予想通り歓声は多い。歩くにつれ最上段まで入っている新潟スタンドが見える。そこそこは入ってそうだった。
 しかしスタジアム内にはそれ以上の光景が待っていた。
 バックスタンドが埋まっている。J1公式戦のときバックスタンドがガラガラだったアルウィンは、J2公式戦で埋まっている。座席設定が違うとはいえ、この光景は初めてである。有料入場者数、13,043人。松本でのJリーグ公式戦の最多入場者数を更新(スタジアム記録はパラグアイVS浦和戦の16,000人)。甲府初の県外ホームゲームで、13,000人以上の会場のホームゲームがない甲府では最多入場者と記録ずくめ。ちなみに無料招待の小学生が3県(長野、山梨、新潟)から来ているはずで、実数はそれよりもはるか多い。

 あるサイトに、中立地でダービー気取るなよ、という突込みがあったが、それが指摘が的を得ていると思えるほどの盛り上がりである。他のアウェーより遥かに近い長野に集うオレンジサポーター。専用球技場でのホームゲームに意気込むブルーのサポーター。雰囲気は本当にダービーのようだった。

 専用球戯場の大観衆に奮起したのは、甲府だった。圧倒的な有利とみられていた新潟相手にまったくひるまない。前半42分に左からのサイド攻撃から小倉の先制ゴール。盛り上がる甲府サポーター。スタジアムの雰囲気は完全に甲府に。

 後半になっても首位新潟はペースをつかみかけるが、得点にはつながらない。再三左サイドを突破しクロスをあげては跳ね返される。チャンスをつかめない新潟に対し、耐えに耐えた甲府にチャンスがころがりこむ。起点は小倉。左サイドに開きフリーで受けた小倉は、DFに対し内に切れ込みながら勝負を挑むかに見せかけ、追い越した藤田にパス。ダイレクトでマイナスに折り返した藤田のクロスは、水越の足にピタリとあった。きれいなカウンター。
 二度目の歓喜の甲府サポーター。ここ十数試合負けのなかった新潟に対する2得点に、球技場の雰囲気に甲府サポーターの盛り上がりはすごかった。この後は新潟に攻め込まれるが1点で押さえ、甲府の勝利となった。

 真ん中を境に2色に分かれたスタジアム。ナイターになると浮き上がるピッチ。視線に入ってくる建造物のないアルウィンでは、サポーターは自然と試合に集中する。この雰囲気が好きなんだ、サッカーファンは。

 惜しかったのは場内アナウンス。得点者コールは歓声が落ち着いてからやったほうがよかった。全体に音量も小さく、まったく効果がない。せっかく楽しんだ試合もこの点だけは反省点としてあえて指摘したいと思う。

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折れかけた翼

アルビレックス新潟 VS 京都パープルサンガ  at 新潟スタジアム・ビッグスワン

 42,011人。鳥屋野潟にある白鳥をイメージしたスタジアムには、自らの持つJ2の入場記録を更新する人数が駆けつけた。入場者のほとんどが、そしてオレンジのユニフォームの選手が、勝ち点3を奪うことを願っていた。

 試合は後半18分までは京都ペース。しかしながら、スコアは新潟の2-1。3点とも流れの悪くなりかけた方が点を取るという展開だった。新潟の先取点は最初に訪れたチャンスを、京都の同点ゴールはいい流れが膠着した時間帯に、新潟の2点目にいたっては、点の入った瞬間はしっかり覚えていたものの、どういった展開で氏原が抜け出たか、夜のニュースを見るまで思い出せなかった。ただ突然チャンスになったことだけは確かだ。新潟に点が入るような流れにはとても思えなかったのだ。

 そして勝ち越した新潟は、ここから終了間際まで完全にペースを握る。チェックの位置が、点を取る前より高くなり、より前でボールを奪えるようになった。その結果京都中盤はやや乱れ、フリーになる新潟の選手が多くなり、得点のチャンスが何度も訪れる。ここでもう一点入っていれば、勝負は完全に決していた。

 しかし後半43分。ここまでの展開がそうであったように、流れの悪かった京都に突然チャンスが訪れる。ここ15分の間、ほとんどフリーで前を向けなかった京都の中盤が、この時だけは余裕があった。ゴール前に上がったアーリークロスが長身の上野へ。やや距離のあった力のないヘディングシュートは、途中から振り出した雨を気にしすぎたのか、GK野澤の手をかすめゴールへ。奪いかけた勝ち点3は手のひらからこぼれ落ちた。静寂のスタジアムに90分の終了を告げる笛が鳴った。

 首位であった京都と勝ち点差は4。3つ縮めることはできなかったが、ここで2を加えることができれば、毎年終盤にドラマの起こる昇格争いを考えれば、望みはまだかなりあった。しかしスタジアム内は、勝ち点2を奪いに行くという雰囲気よりも、勝ち点3を取れなかった失望感が勝っていた。GK野澤も2点目の影響で積極性を失いかけていた。こうして訪れたVゴールは、この試合初めてゲームを支配してチームに訪れたゴールだった。

 少し疑問の残る判定からのリスタートがそのままVゴールにつながったことによって、新潟サポーターの間では、審判を批判するような意見が聞かれたが、おそらく延長を無難に裁いたとしても、訪れた結果は同じであったように思う。終了間際の同点劇によって、そして試合前の勝ち点3への願いが強かったため、延長では勝ち点2への執着心がチーム、サポーターに感じられなかった。ゲームは同点ゴールで決まっていた。

 しかし、毎年候補にもあがらなかったアルビレックスがこれほど一つの試合の勝ち点3を渇望したのは初めてだろう。サッカーの世界では、こうした初体験の状況で悲劇的な結末がよくあらわれる。これはチームがさらに力をつけるための通過儀礼のようなものだ。これを力にするかどうかはこれからの努力しだいなのである。
 試合後、力なく崩れ落ちた翼は力を取り戻す日がくるのだろうか。少なくとも私は近いうちに訪れると思う。少なくとも北陸のクラブチームには、翼を支えるだけのサポーターが毎試合スタジアムに訪れている。観客の力を借りれば、翼はすぐに再生する。

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